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DIZZINESS / VERTIGO

めまい

「めまい」という言葉だけで、
決めつけない。

ぐるぐる回る。ふわふわする。身体や地面が揺れているように感じる。立ち上がったときにクラッとする。同じ「めまい」という言葉でも、感じていることは一人ひとり違います。どのようなめまいなのか、いつからどのように始まったのか、一緒に起きている症状はないか。まずは、そこから考えていきます。

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「めまい」には、いろいろな感覚があります

患者さんが「めまい」と表現する感覚には、さまざまなタイプがあります。

ぐるぐるする自分や周囲が回っているように感じる。
ふわふわする身体が浮いているような、不安定な感じがする。
ゆらゆらする身体や地面が揺れているように感じる。
クラッとする立ち上がったときなどに、気が遠くなるように感じる。

このほかにも、「頭がぼーっとする」「目の焦点が合いにくい」「まっすぐ歩きにくい」といった感覚を「めまい」と表現されることがあります。

めまいには、良性発作性頭位めまい症(BPPV)やメニエール病、前庭神経炎など耳の平衡感覚に関係する病気のほか、血圧や循環、脱水、薬剤、神経系など、さまざまな背景があります。そのため、まずはその人が何を「めまい」と感じているのかを詳しく確認することから始めます。

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急に起こったのか、以前から続いているのか

めまいを考えるとき、まず確認するのが、いつから始まったのかということです。

急に起こっためまい

昨日までは何ともなかったのに、突然めまいが起きた。このような場合には、いつ始まったのか、何をしているときに起きたのか、その前に何か変わったことはなかったか、前兆のようなものはなかったか、耳鳴りや聞こえ方の変化はないか、頭痛やしびれなどを伴っていないか、などを確認します。

以前から続いているめまい

「何週間もふわふわしている」「良い日と悪い日を繰り返している」「日頃から身体が揺れているような感じがする」という方もいます。このような場合には、耳だけでなく、頚部や自律神経系、視覚に関係する負担なども含めて、現在の状態を考えていきます。

医療機関での評価を優先していただきたい症状

突然の強いめまいとともに、ろれつが回らない、片側の手足に力が入りにくい・しびれる、これまでにない激しい頭痛、意識がおかしい、著しく歩きにくいなどの症状がある場合には、医療機関での評価を優先してください。

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めまいは、どこから来ているのか

めまいを感じる仕組みは、一つではありません。症状の起こり方や経過、身体の状態などから手掛かりを探していきます。

頭部
頚部
自律神経系
視覚

耳鳴りはあるのか。ぐるぐるするのか、ふわふわするのか。首の状態によって変化するのか。目を使ったあとに強くなるのか。一つひとつ確認しながら、どこから考えていく必要があるのかを整理していきます。

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めまいが起こる前、何がありましたか?

なぜ昨日まで大丈夫だったのか。
急にめまいが起こったとき、発症した瞬間だけでなく、その前に何があったのかも確認します。

外食
飲酒
運動・発汗
水分不足
仕事での首の負担
身体の疲れ
睡眠の質
長時間の目の使用

こうした出来事が、そのままめまいの原因になるという意味ではありません。ただ、昨日まで大丈夫だった身体に何が変わったのかを振り返ることは、現在の状態を考える一つの手掛かりになります。

めまいだけを見るのではなく、めまいが起こるまでの経過を見る。一つの出来事だけではなく、いくつかの変化や負担が重なっていることもあります。その時間的なつながりも含めて考えていきます。
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「目」から感じている違和感も確認します

「めまいがする」と来院された方のお話を詳しく聞くと、目を使ったときの不快感や見え方の違和感が含まれていることがあります。

こんな感じ方はありませんか

パソコンやスマートフォンを見ると気持ちが悪くなる。目を使ったあとにふわふわする。焦点を合わせづらい。目が疲れるとめまいのような感じが強くなる。

言葉の奥にある感覚を見る

本当に「回っている」という感覚なのか。それとも、目を使ったときの不快感や見え方の違和感を「めまい」と表現しているのか。言葉だけでは分からない感覚を、できるだけ具体的にしていきます。

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身体の反応も、状態を考える手掛かりにします

問診で得られた情報と合わせて、頭部、耳、頚部、自律神経系など、身体のどの領域に手掛かりとなる反応がみられるのかを確認していきます。

一つの反応だけで判断するわけではありません。どのようなめまいなのか。いつ始まったのか。その前に何があったのか。ほかにどのような症状があるのか。身体にはどのような変化がみられるのか。それぞれを照らし合わせながら、現在の状態を考えていきます。
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治療したその場だけで、判断しないこともあります

めまいの場合、治療直後に何度も頭を動かしたり、無理に症状を再現させたりして確認するのではなく、治療後はご自宅でゆっくり過ごしていただくことがあります。

2〜3日後の経過を見る

必要に応じて、2〜3日後にもう一度状態を確認します。めまいが軽くなったのか、まだ同じように続いているのか、感じ方が変わったのか。その経過も次に考えるための大切な情報になります。

変わらなければ、もう一度考え直す

最初に考えたことにこだわらず、本当にぐるぐる回っているのか、ふわふわしているのか、立ちくらみに近いのか、目の違和感なのか、頭がぼんやりする感覚なのか、もう一度症状そのものを確認します。

「この人が感じている『めまい』とは何なのか」同じ「めまい」という言葉でも、そのニュアンスが違えば、考えることも変わります。症状が改善しない場合や悪化する場合、新たな神経症状などが現れた場合には、医療機関での評価も必要になります。
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このような症状もある方へ

めまいだけでなく、一緒に起きている症状も身体の状態を考えるための大切な手掛かりです。

頭痛もある方頭痛について見る →首や肩の症状もある方肩こりについて見る →
耳鳴りや聞こえ方の変化もある方耳鳴りについて
不眠・動悸・倦怠感などもある方自律神経について
目の疲れや見え方の違和感がある方眼精疲労について

一つの症状だけを見るのではなく、一緒に起きていることを辿っていくことも、現在の状態を考える手掛かりになります。

「めまい」という言葉だけではなく、その人が何を「めまい」と感じているのか。急に起こったのか。以前から続いているのか。ぐるぐるするのか、ふわふわするのか。一緒に何が起きているのか。その前に何があったのか。そして、身体のどこに手掛かりがあるのか。一つひとつを確認しながら、現在の状態を考えていきます。
← 身体から考える 自律神経の不調について考える →

めまいについて、ご相談ください

「めまい」と一言では説明しにくい感覚もあります。いつから、どのように始まり、どんなときに変わるのか。まずは一緒に整理するところから考えていきます。