片頭痛
ズキズキする痛みや、光・音への敏感さ、吐き気などを伴うことがあります。
HEADACHE
同じ「頭痛」でも、
その背景まで同じとは限りません。
当院では「どこが痛いか」だけでなく、「いつから」「いつ痛むのか」「どんな時に変わるのか」も、身体を考えるための大切な手掛かりとして見ていきます。
まずは一般的な頭痛の分類を知るところから。ここは自己診断のためではなく、「頭痛はすべて同じではない」ことを知っていただくための部分です。
ズキズキする痛みや、光・音への敏感さ、吐き気などを伴うことがあります。
締めつけられるような痛みとして感じられることがあります。首・肩の症状を伴う方もいます。
片側の目の周囲を中心に非常に強い痛みが生じ、涙や充血などを伴うことがあります。
※上記は代表的な例です。実際の診断は医療機関で行われます。
突然起こったこれまでにない強い頭痛、神経症状を伴う頭痛など、鍼灸治療より医療機関での評価を優先すべき場合があります。「いつもの頭痛と違う」と感じる場合も、まず受診を優先してください。
ここからは、当院での考え方です
ここまでの一般的な頭痛の説明を踏まえ、ここからは当院が頭痛の方を診るときに、どのようなことを手掛かりとして考えているかをご紹介します。
同じ場所の頭痛でも、朝だけなのか、夕方なのか、仕事の日だけなのかで、考える手掛かりは変わります。
仕事、昼食、飲み物、間食、睡眠、生活時間……その日にしかない条件を見ていきます。
同じ肩こりがあっても頭痛がないなら、「肩こりだけで説明できるのか」をもう一度考えます。
最初から一つの原因を決めつけません。発症した時期、生活の違い、身体に現れる反応などを照らし合わせて、可能性を少しずつ絞ります。
例えば「仕事の日の夕方に頭痛が出る」のであれば、仕事内容だけではなく、昼食、飲み物、間食、眠気、睡眠の質なども必要に応じて尋ねます。
これらをすべて「原因」と考えているわけではありません。症状が出る日と出ない日の違いを見つけるための手掛かりです。
初めの問診ですべてを聞き切るのではなく、診察・治療をしながら必要なことを追加で確認していきます。
こうして集めた手掛かりを、実際の診察の中で身体の状態と照らし合わせていきます。
発症時期、時間、頻度、薬、首肩との関係などを確認します。
得られた情報から、まず一つの方向を考えます。
全体の印象、触診、身体に現れる反応などを確認します。
治療しながら必要に応じて生活や睡眠についてさらに尋ねます。
症状と身体の反応がどう変わるかを見て、もう一度考えます。
患者さんが「頭痛」と表現していても、実際には後頭部から頚部の筋肉の痛みとして捉えた方が自然な場合もあります。
手掛かりが多いからといって、すべての頭痛を複雑に考えるわけではありません。
後頭部や頚部の筋肉の緊張が症状と一致している場合などは、必要な筋群を確認し、鍼でしっかり緩めていきます。
症状の出方と身体所見が単純には一致しない場合には、時間軸や生活の違いなども含めて、もう少し広く手掛かりを探します。
初診では、問診や身体の状態から一つの可能性を考え、治療を行います。ただし、その時点で「これが原因です」と決めつけることはしません。治療後の症状や身体の変化も、その考えが合っているかを確かめる大切な手掛かりになります。
検査では大きな異常はなかったけれど繰り返す。薬だけでなく、自分の頭痛についてもう少し整理して考えてみたい。そんなときはご相談ください。