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BREATHLESSNESS

息苦しさ

呼吸器だけを見るのではなく、
呼吸をしている身体から考えます。

「息がうまく吸えない」「深呼吸をしても入ってこない感じがする」「胸が詰まる」「息切れが続く」。息苦しさには、心臓や呼吸器の問題だけでなく、自律神経、筋肉の張り、胸郭の動き、姿勢などが関係していることもあります。大切なのは、最初から一つの答えに決めつけないことです。

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まず、心臓や呼吸器の問題を考えます

息苦しさには、最初に医学的な確認を優先すべきものがあります。心臓の問題、肺や気管支など呼吸器の問題。こうした状態が疑われる場合には、鍼灸で様子を見ることより、必要な検査や医学的治療を受けることが大切です。

以前と同じ症状に見えても、同じ背景とは限りません

「以前から喘息があるから今回も喘息だろう」「以前も同じような症状があったから大丈夫だろう」と、これまでの病名だけで今回の症状まで決めてしまわないことも大切です。まず見逃してはいけないものがないかを確認します。

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息苦しさだけを切り離して見ないことも大切です

息苦しさが一番つらい症状だからといって、それだけが身体に起きているとは限りません。動悸、めまい、睡眠の不調、身体の落ち着かなさ、疲れやすさなど、いろいろな症状の中の一つとして息苦しさが出ている方もいます。

「病院で異常がなかったから自律神経」と単純には決めません。ほかの症状やこれまでの経過も含めて、身体全体で何が起きているのかを考えていきます。
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呼吸は、肺だけでしているわけではありません

肺そのものに大きな問題がなくても、呼吸をするためには身体が動かなければなりません。息を吸ったり吐いたりするときには、肋骨や胸郭が動き、その周囲にある筋肉も働いています。

胸や肋骨まわりの張り肋間筋や胸筋など、呼吸に関わる周囲の筋肉の張りを確認します。
胸郭の動き「空気が入らない」という感覚の背景に、身体の動きが関係していないかを見ます。

本人は「肺に空気が入らない」「胸が広がらない」「深く吸えない」と感じていても、その背景に呼吸するための身体の動きが関係していることも考えられます。だから、肺だけを見て終わるのではなく、呼吸をしている身体そのものを見ることも大切にしています。

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姿勢から呼吸を考えることもあります

息苦しさと一見関係がなさそうに見えるのが、姿勢です。しかし、呼吸するときには胸郭が動きます。たとえば骨盤が後ろに傾き、背中が丸くなった姿勢では、胸まわりの形や身体の使い方も変わります。

「猫背だから息苦しい」とは決めません。

骨盤の位置や背中の丸まりは、あくまで身体を理解するための一つの手掛かりです。どこに張りがあるのか、胸郭がどう動いているのか、ほかにどんな症状があるのかと合わせて考えます。

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「異常なし」で終わらず、別のところに目を向ける

心臓を調べた。肺も調べた。それでも大きな異常が見つからない。こうした方もいます。検査で大きな異常が見つからなかったことは、とても重要な情報です。

「異常がない」と「息苦しさがない」は、同じではありません。自律神経系なのか、身体の緊張なのか、胸郭の動きなのか、姿勢なのか。医学的に確認すべきものを確認したうえで、まだ別のところに手掛かりがないかを考えます。
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治療直後の「楽になった」だけを答えにしません

身体の張りや姿勢などを確認し、必要なところに治療を行います。ただ、その場で「さっきより吸いやすいですか?」「楽になりましたか?」と何度も確認することが、いつも良いとは考えていません。

呼吸は、本来ずっと意識して行うものではありません。治療直後の感覚だけを追いかけるのではなく、日常生活に戻ったとき、いつの間にか深呼吸をしなくなっていた、息苦しさを確認しなくなっていた、普通に過ごしていた。そうした自然な変化も含めて経過を見ていきます。
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息苦しさという症状から、身体全体を考える

息苦しさの背景は一つではありません。心臓のこともあります。呼吸器のこともあります。自律神経系が関係していることもあります。そして、それだけでは説明しにくい場合には、胸郭や筋肉の張り、姿勢など身体の使い方まで見ることがあります。

「息苦しいから肺」「異常がないから自律神経」「猫背だから姿勢」と、一つの答えに急いで当てはめません。必要な医学的検査や治療を大切にしながら、その人に起きていることを一つずつ考えます。そして最初の考えと違うのであれば、また考え直します。
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息苦しさについて、ご相談ください

呼吸器だけに答えを求めず、これまでの経過やほかの症状、身体の張りや姿勢まで含めて、何が関係しているのかを一緒に考えていきます。