INSOMNIA / SLEEP
不眠
「眠れない」といっても、
眠れ方は人によって違います。
寝つけないのか、途中で目が覚めるのか、眠っているはずなのに休んだ感じがしないのか。当院では、不眠という言葉だけでまとめず、その方が何を「眠れない」と感じているのかを確認することから始めます。
「眠れない」にも、いろいろあります
睡眠の悩みには、寝つきに時間がかかる、夜中に目が覚める、朝早く目覚めるなど、さまざまな形があります。また、睡眠時間はある程度とれていても「眠った気がしない」「朝から眠い」と感じる方もいます。
睡眠の悩みには、医療的な確認が大切な場合もあります
強いいびきや睡眠中の呼吸停止を指摘される、日中の強い眠気が続く、極端に睡眠が少なくても活動性が高い状態が続くなど、症状によっては医療機関での評価が重要です。すでに医療機関で治療中の方は、その治療を続けながら身体の状態を見ていきます。
ここからは、当院での考え方です
不眠だけに答えを求めず、まず睡眠と身体全体の状態を一緒に見ていきます。
睡眠の全体像を、一度に確認します
一つの質問から原因を決めるのではなく、現在の睡眠がどのような状態なのかをまとめて伺います。
不眠だけを、身体から切り離して考えません
不眠を主訴として来院される方でも、睡眠だけが単独で問題になっているとは限りません。頭痛、首や肩の緊張、胃腸の不調、疲労感など、ほかの身体の不調を伴っていることがあります。
睡眠の状態
寝つき、途中覚醒、起床時の感覚、日中の眠気などを確認します。
身体全体の状態
睡眠以外に困っている症状や身体の状態も含めて診ていきます。
まず身体を整え、そのあと睡眠がどうなったかを見ます
不眠では、最初から「これが眠れない原因だ」と一つに絞ることが難しい場合があります。そこで身体を診て、気になるところを治療し、全身の状態を整えていきます。
睡眠だけでなく、そのほかの症状や身体の状態を確認しながら治療します。
身体が変化したあとで、睡眠がどう変わったのかを改めて確認します。
睡眠には、身体のさまざまな仕組みが関わっています
睡眠は一つの仕組みだけで成り立っているわけではありません。
少しだけ、身体の話
眠りと覚醒には、体内時計や自律神経、さまざまな神経伝達物質やホルモンなどが関わっています。また、腸と脳が互いに影響し合う「腸―脳相関」についても研究が進められています。ただし、「このホルモンが原因」「腸内環境を整えれば眠れる」と一つに結びつけられるものではありません。さまざまな仕組みが関係するからこそ、当院では睡眠だけを身体から切り離さずに考えます。
それでも眠れないなら、もう一度シンプルなところへ戻ります
身体全体の状態が変わっても眠れない。そんなときには、難しい原因ばかりを探し続けるとは限りません。
本人自身が「たぶん、これだと思う」と分かっていることもあります。話をしていくうちに、睡眠そのものより、今抱えている悩みの話になることもあります。すぐに解決できることばかりではありません。
「眠れている」と「眠れたと感じる」は、必ずしも同じではありません
不眠を考えるうえで難しいことの一つが、本人の体感です。ある程度の時間眠れていても「一睡もしていないような気がする」と感じることがあります。一方で、睡眠時間が短くても日中に困っていない方もいます。
不眠について、ご相談ください
不眠は、原因を一つ見つければすべて解決するとは限らない症状です。身体の状態が関係していることもあれば、生活や考え事などが重なっていることもあります。睡眠だけに答えを求めず、まず身体全体を診て、その後の睡眠がどう変わったのかを確認します。