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HAND ECZEMA

手荒れ

「また手荒れが出た」で終わらず、
その前に何が変わったのかを考えます。

かゆい、赤い、皮がむける、ひび割れる。手荒れは身近な症状ですが、毎日触れるものや生活の変化など、背景は一人ひとり違います。当院では手だけを見て終わらせず、症状が始まった時期から日常を振り返ります。

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手荒れは、いくつかの状態を含む言葉です

手の赤み、かゆみ、乾燥、ひび割れ、水疱、皮むけなど、現れ方はさまざまです。一般には、刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎を含む手湿疹、アトピー性皮膚炎などが関係することがあります。

刺激による手湿疹水仕事や石けん、洗剤などへの繰り返しの接触が皮膚への刺激になることがあります。
アレルギー性接触皮膚炎特定の物質へのアレルギー反応によって湿疹が起こることがあります。皮膚科では必要に応じてパッチテストなどが検討されます。
アトピー性皮膚炎もともとの皮膚の状態や経過によっては、アトピー性皮膚炎の一部として手に症状が現れることがあります。
同じ「手荒れ」でも違う見た目だけでは背景を決められません。続く、広がる、強く悪化する場合は皮膚科での評価も大切です。
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まず「いつから変わったのか」を聞きます

当院では、手荒れが始まった時期や、以前より明らかに悪くなった時期を確認します。その頃に引っ越し、結婚、仕事、家事など生活の流れが変わっていなかったかを振り返ります。

一つの商品だけではなく、その時期に変わった日常全体を見ます。生活が変われば、使うもの、触れるもの、食べるもの、頻度まで一緒に変わることがあります。「何を変えたか」だけでなく、「なぜその頃に変わったのか」まで聞くことで、見えてくることがあります。
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手に触れるものを、一つずつ確認します

手荒れでは、毎日の生活の中で繰り返し手に触れているものを確認します。直接手に塗るものだけではありません。

洗うもの食器用洗剤、ハンドソープ、洗濯洗剤など。
身体に使うものハンドクリーム、シャンプー、ボディソープなど。
入浴時に触れるもの入浴剤など、日常の中で手に触れるものも確認します。

これらを「悪いもの」と決めるわけではありません。症状が始まった時期、使い始めた時期、触れる頻度などを合わせて見ていきます。

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手だけで説明できなければ、生活全体へ視野を広げます

生活が大きく変わった時期には、手に触れるものだけでなく、毎日の食事や習慣的に摂っているものまで変わっていることがあります。

「手荒れだから、手に触れるものだけ」とは限りません。問診や身体の反応を手掛かりに、必要であれば日常的に摂っている食品、サプリメント、プロテインなども含めて確認します。ただし、それらが一般的に手荒れの原因になると考えるわけではなく、その人の経過との関係を個別に考えます。
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最初に見つかったものだけで、原因とは決めません

身体の反応から気になるものが見つかっても、その時点で答えとは考えません。症状の強さに対して手掛かりが弱いと感じれば、ほかに関係しているものが残っていないか、さらに生活を振り返ります。

候補を一度外し、その後を見ます。関係が考えられるものを可能な範囲で避けてもらい、次回に手の反応や身体全体の反応、そして実際の手荒れがどう変わったかを確認します。変化が乏しければ、別の可能性を考え直します。
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手の反応が消えても、症状が残ることがあります

手に現れていた反応が変わったあとも、腸や首など身体の別の場所に反応が残り、手荒れ自体も改善していないことがあります。その場合には、まだ別の手掛かりがないかを考えます。

一方で、反応が見つからなくても症状が残ることもあります。手荒れでは最近、原因候補を探すことだけを先に進めるのではなく、身体が本来の状態へ戻る力を引き出す治療も並行して行う方がよいのではないかと考えています。これは現在の臨床の中で検討している考え方の一つです。
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「また再発した」ではなく、「何か変わったかな」と考えられるように

原因を探る目的は、そのときの手荒れを改善させることだけではありません。自分の身体が、どんな変化のときに調子を崩しやすいのかを知ることも大切だと考えています。

自分の身体の傾向を知ることは、次の不安を小さくする手掛かりになります。もし再び手が荒れたとき、「また悪くなった」と不安になるだけでなく、「最近、何か変わったものはなかったかな」と自分の生活を振り返る。その視点を持てることも、治療の大切な意味の一つだと考えています。
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手を触らなくなっているか

見た目の赤みや皮むけだけでなく、日常の中で手がどのくらい気になっているかも確認します。

かゆくて触る。皮をむく。何度も手を見てしまう。状態が変わってくると、そうした行動が少しずつ減り、「そういえば最近、手を触っていない」と気づくことがあります。手のことを考えずに過ごせる時間が増えることも、私たちが大切にしている変化の一つです。
最後に、ひとつだけ。

手が荒れたとき、「最近、何か変わったかな」と振り返ってみてください。

新しい洗剤に変えた。生活環境が変わった。家事が増えた。毎日使うものや摂るものが変わった。症状が始まった頃の日常を振り返ると、自分では意識していなかった変化に気づくことがあります。

毎回そこに答えが見つかるとは限りません。それでも、自分の身体と生活の変化を結びつけて考えてみることは、自分の身体を知る一つの方法です。

そういった気づきも、大事なことです。

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手荒れについて、ご相談ください

手だけを見て決めつけず、症状が始まった時期や生活の変化、毎日触れるものまで確認しながら、手掛かりを一緒に探していきます。