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MENOPAUSAL SYMPTOMS

更年期障害

変わりゆく身体を、正しく知る。

更年期は一般に閉経をはさむ前後の時期を指します。卵巣機能の変化に伴いエストロゲンが大きく変動・低下し、ほてり、発汗、動悸、睡眠の問題、気分の変化などが現れることがあります。

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更年期障害とは・なぜ起こるのか

更年期は一般に閉経をはさむ前後の時期を指します。卵巣機能の変化に伴いエストロゲンが大きく変動・低下し、ほてり、発汗、動悸、睡眠の問題、気分の変化などが現れることがあります。

症状の程度には大きな個人差があり、生活に支障をきたす場合に更年期障害として治療の対象になります。

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更年期障害で確認したいこと

更年期の症状に似た不調は、甲状腺疾患、貧血、心疾患、睡眠障害などでも起こります。すべてを年齢やホルモンの変化だけで説明しないことが重要です。

不正出血、とくに閉経後の出血は婦人科での評価が必要です。

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現代医学で行われる治療

症状に応じて、ホルモン補充療法(HRT)、漢方薬、睡眠や気分症状に対する治療、生活習慣の調整などが検討されます。

HRTには適応や禁忌があるため、既往歴などを踏まえて医師と相談します。

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東洋医学から考える更年期障害

東洋医学では、更年期に現れる多様な症状を、主に「腎」の陰陽の変化を軸として、肝・心・脾などの働きとの関係から捉えます。同じ「ほてり」や「不眠」でも、背景にある証が異なれば病理の解釈も変わります。

01 / 腎の陰

腎陰虚(じんいんきょ)

陰液の不足 → 陽を制約できない → 虚熱

加齢などに伴って腎陰が不足すると、身体を滋養し、陽を抑える働きが弱くなると考えます。相対的に熱が強まり、ほてり・五心煩熱・盗汗(寝汗)・口や喉の乾燥などとして現れると説明します。

02 / 腎の陽

腎陽虚(じんようきょ)

腎陽の不足 → 温煦・気化の低下 → 寒証

身体を温め、水分代謝を支える陽気が不足した状態です。手足や腰の冷え・疲れやすさ・むくみ・頻尿などが現れると考えます。腎陰虚と腎陽虚が併存する「腎陰陽両虚」と捉える場合もあります。

03 / 肝の疏泄

肝鬱気滞(かんうつきたい)

情志の変動 → 疏泄の失調 → 気機の鬱滞

肝が気の巡りを調節する「疏泄」の働きを失い、気機が滞った状態です。いら立ち・気分の変動・胸脇部の張り・喉のつかえ感などと結びつけて考えます。鬱滞が長引き熱を生じると「肝鬱化火」と解釈する場合もあります。

04 / 心と腎

心腎不交(しんじんふこう)

腎陰の不足 → 心火を制約できない → 心神不寧

本来は心火と腎水が互いに調和すると考えます。腎陰が不足して心火が相対的に亢進すると、不眠・動悸・不安・落ち着かなさなどが現れると説明します。

05 / 心と脾

心脾両虚(しんぴりょうきょ)

脾の運化低下 → 気血の生成不足 → 心血不足

脾による気血の生成が弱まり、心を養う血も不足すると考える状態です。疲労感・食欲不振・不眠・健忘・動悸などが関連づけられます。

このように東洋医学では、更年期障害を一つの括りとして捉えるのではなく、症状の現れ方や身体全体の状態から証を見立てます。複数の証が重なる場合もあり、身体全体のバランスを整えることを目指す、現代医学とは異なる視点からのアプローチを行います。

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更年期障害に対する鍼灸治療

鍼灸治療では、前述した腎陰虚・腎陽虚・肝鬱気滞・心腎不交・心脾両虚などの証を、症状や身体の状態から見立て、それぞれに応じて治療を組み立てていきます。

ほてりや冷え、睡眠の乱れ、気分の変化など、現れている症状だけでなく、その背景にあると考える気血や陰陽の偏りにも着目して施術します。なお、強い症状や別の病気が疑われる場合は、医療機関での診察も大切です。

更年期障害について、ご相談ください

症状の経過や医療機関での診断を大切にしながら、鍼灸が補助的に役立つかを検討します。