HOME > 腰痛

LOW BACK PAIN

腰痛

「腰が痛い」という言葉だけでは、
まだ分からないことがあります。

まず腰そのものをきちんと診る。そのうえで、いつ痛むのか、どう変化するのか、症状が出る前後で何が違うのか。必要に応じて手掛かりを少しずつ広げていきます。

01

腰痛には、さまざまな背景があります

腰痛にはさまざまな背景があります。多くは腰やその周囲に関係するものですが、脚の神経症状を伴うものや、まれに腰以外の病気が関係していることもあります。まずは、医療機関での確認を優先すべき状態ではないかを考えることが大切です。

腰周囲の痛み

筋肉や関節など、腰周囲の状態が痛みに関係していると考えられる場合があります。

脚の症状を伴う腰痛

腰痛に加えて、脚のしびれや痛み、力の入りにくさなどを伴う場合があります。

医療機関での確認が必要な腰痛

症状の出方によっては、鍼灸治療より先に医療機関での評価を優先します。

このような場合は、まず医療機関へ

安静にしていても痛みが軽くならない、徐々に悪化している、発熱がある、脚のしびれや力の入りにくさがある、排尿に異常があるなどの場合は、まず整形外科などの医療機関での評価を優先してください。

ここからは、当院での考え方です

ここからは、実際の診察でどのように腰痛の手掛かりを整理していくのか、当院の考え方をご紹介します。

02

どのような腰痛なのかを考えます

まず、患者さんが「腰痛」と表現しているものが、どのような痛みなのかを確認します。痛む場所や範囲、今も痛みがあるのか。実際に身体を診ながら、一つずつ確認していきます。

痛む場所と範囲

「ここですか」「今も痛みますか」と実際に触れながら、痛みの場所と範囲を確認します。

一般的な条件も確認します

動作との関係、筋肉の状態、寝具、仕事の姿勢など、一般的に腰痛と関係しうることもきちんと確認します。

03

一日の流れから、痛みの性質を見ます

朝が一番痛いのか、動いていると楽になるのか、仕事をして夕方になると強くなるのか。一日の中で痛みがどのように変化するのかを見ることで、その腰痛を考える手掛かりが増えていきます。

夕食
就寝前
睡眠中
起床
日中
夕方
痛みで目が覚める?
起床時が一番痛い?
動くと楽になる?
夜が一番楽?
例えば「朝だけ強い腰痛」なら。夜は楽で、睡眠中には痛みで目が覚めず、起床時に強く痛む。そうであれば、夜から朝までの間に何があるのかを考えます。寝具など一般的な条件を確認し、それだけでは説明しにくければ、夕食後や就寝前に摂るもの、サプリメント、外用薬などにも必要に応じて手掛かりを広げます。
04

症状がある日と、ない日を比較します

毎日同じように痛むとは限りません。仕事の日には痛いけれど休日は楽。そのような違いがあれば、二つの日を比較します。何が違うのかを整理することで、手掛かりを絞っていきます。

仕事の日

仕事内容、姿勢、身体への負担、休憩、その時間帯に使うものなどを整理します。

比較する

休日

何がなくなると楽なのか。仕事の日との違いを比べることで、考える範囲を絞ります。

仕事内容や姿勢、身体への負担、休憩の取り方、仕事中に使うものなどを整理します。必要に応じて、ストレスなど心理的な要素も含めて症状の出方と照らし合わせます。

05

診察を進めながら、必要なことを聞いていきます

問診だけで話をすべて聞いてから治療に入るのではなく、身体を診ながら必要なことを確認していきます。痛む場所や身体の反応を症状の出方と照らし合わせることで、次に聞くことも変わっていきます。

1

経過を聞く

強さは同じか、楽になったか、湿布や鎮痛薬をどう使っているか。

2

痛みを確認

場所、範囲、今も痛いかを実際に確認します。

3

身体を診る

触診や身体に現れる反応を確認します。

4

追加で聞く

時間帯や反応から、寝具・飲食・仕事など質問を絞ります。

5

照らし合わせる

症状の出方と身体の状態が合うかを見て、もう一度考えます。

06

痛みが続くことで、動かすことが怖くなることもあります

腰痛が続くと、「動かしたらまた痛むのではないか」と不安になり、腰をかばうようになることがあります。

痛みかばう・緊張する動かすのが怖いさらに身体を固める

このような状態では、痛みの背景を考えることに加えて、身体の緊張や「動かすのが怖い」という感覚にも配慮しながら治療を進めます。

07

初診から、手掛かりを確かめていきます

初診では、問診や身体の状態から一つの可能性を考え、治療を行います。そこで得られた手掛かりから一つの可能性を考えて治療し、その後の症状や身体の変化も含めて、その考えが合っているかを確かめていきます。

2回目の診察は、一つの「答え合わせ」でもあります。痛みの強さ、痛む時間、動きやすさ、身体の反応。考えた方向と実際の変化を照らし合わせ、合っていればもう少し追い、違っていれば別の可能性を考えます。
← 身体から考える

腰痛について、ご相談ください

検査では大きな異常はなかったけれど痛みが続く。朝だけ痛い、仕事の日に強くなる、腰を動かすのが怖くなってきた。症状の出方を整理しながら、一緒に手掛かりを探していきます。