腰周囲の痛み
筋肉や関節など、腰周囲の状態が痛みに関係していると考えられる場合があります。
LOW BACK PAIN
「腰が痛い」という言葉だけでは、
まだ分からないことがあります。
まず腰そのものをきちんと診る。そのうえで、いつ痛むのか、どう変化するのか、症状が出る前後で何が違うのか。必要に応じて手掛かりを少しずつ広げていきます。
腰痛にはさまざまな背景があります。多くは腰やその周囲に関係するものですが、脚の神経症状を伴うものや、まれに腰以外の病気が関係していることもあります。まずは、医療機関での確認を優先すべき状態ではないかを考えることが大切です。
筋肉や関節など、腰周囲の状態が痛みに関係していると考えられる場合があります。
腰痛に加えて、脚のしびれや痛み、力の入りにくさなどを伴う場合があります。
症状の出方によっては、鍼灸治療より先に医療機関での評価を優先します。
安静にしていても痛みが軽くならない、徐々に悪化している、発熱がある、脚のしびれや力の入りにくさがある、排尿に異常があるなどの場合は、まず整形外科などの医療機関での評価を優先してください。
ここからは、当院での考え方です
ここからは、実際の診察でどのように腰痛の手掛かりを整理していくのか、当院の考え方をご紹介します。
まず、患者さんが「腰痛」と表現しているものが、どのような痛みなのかを確認します。痛む場所や範囲、今も痛みがあるのか。実際に身体を診ながら、一つずつ確認していきます。
「ここですか」「今も痛みますか」と実際に触れながら、痛みの場所と範囲を確認します。
動作との関係、筋肉の状態、寝具、仕事の姿勢など、一般的に腰痛と関係しうることもきちんと確認します。
朝が一番痛いのか、動いていると楽になるのか、仕事をして夕方になると強くなるのか。一日の中で痛みがどのように変化するのかを見ることで、その腰痛を考える手掛かりが増えていきます。
毎日同じように痛むとは限りません。仕事の日には痛いけれど休日は楽。そのような違いがあれば、二つの日を比較します。何が違うのかを整理することで、手掛かりを絞っていきます。
仕事内容、姿勢、身体への負担、休憩、その時間帯に使うものなどを整理します。
何がなくなると楽なのか。仕事の日との違いを比べることで、考える範囲を絞ります。
仕事内容や姿勢、身体への負担、休憩の取り方、仕事中に使うものなどを整理します。必要に応じて、ストレスなど心理的な要素も含めて症状の出方と照らし合わせます。
問診だけで話をすべて聞いてから治療に入るのではなく、身体を診ながら必要なことを確認していきます。痛む場所や身体の反応を症状の出方と照らし合わせることで、次に聞くことも変わっていきます。
強さは同じか、楽になったか、湿布や鎮痛薬をどう使っているか。
場所、範囲、今も痛いかを実際に確認します。
触診や身体に現れる反応を確認します。
時間帯や反応から、寝具・飲食・仕事など質問を絞ります。
症状の出方と身体の状態が合うかを見て、もう一度考えます。
腰痛が続くと、「動かしたらまた痛むのではないか」と不安になり、腰をかばうようになることがあります。
このような状態では、痛みの背景を考えることに加えて、身体の緊張や「動かすのが怖い」という感覚にも配慮しながら治療を進めます。
初診では、問診や身体の状態から一つの可能性を考え、治療を行います。そこで得られた手掛かりから一つの可能性を考えて治療し、その後の症状や身体の変化も含めて、その考えが合っているかを確かめていきます。
検査では大きな異常はなかったけれど痛みが続く。朝だけ痛い、仕事の日に強くなる、腰を動かすのが怖くなってきた。症状の出方を整理しながら、一緒に手掛かりを探していきます。